2020.01.29
Morning Pitchとして初めてベンチャーと大企業の協業促進を目的とした、ベンチャーとの協業に積極的な大企業を表彰するアワード「Morning Pitch 大企業イノベーションアワード」を実施いたしました。
Morning Pitchの過去登壇ベンチャー企業約1,100社に対してアンケートを実施し、ベンチャー協業に積極的な大企業を挙げてもらった上でその企業について4項目で評価してもらい集計結果をランキング化しています。そして、年に1回の特別版イベント「Morning Pitch Special Edition 2020」当日に上位ランキングを発表し、1位を表彰させていただきました。
見事1位に輝いたのは、2011年に国内事業会社として初めてとなるインキュベーションプログラム「KDDI ∞ Labo」を開始し、これまでに66社のベンチャー企業支援をしているKDDI株式会社。その他も、Morning Pitch登壇ベンチャーのアライアンス・ファイナンスニュースによく名前が挙がる企業がランクインしています。
<評価項目>
下記4項目を4段階評価(あてはまる/ややてはまる/あまりあてはまらない/あてはまらない)
1.<企業アセット>
オープンイノベーションを実行するための企業アセットを多く提供している
2.<人>
担当者や担当部署はベンチャーへの理解・体制が十分にあり熱意を感じられる
3.<ファイナンス>
資本業務提携に積極的だと感じる
4.<実績・コミットメント>
ベンチャーとの協業実績が十分にあり、かつ事業成長に十分なサポートをしている
■全体平均評価は「人」が突出
今回ベンチャー企業から名前が挙がった大企業評価の全体平均は「人」が突出していました。ベンチャー企業から見たときに大企業にオープンイノベーション担当のアイコンの担当者がいたりベンチャーへの理解やその体制があるというのは、大企業の本気度が見え企業がオープンイノベーションに取り組んでいることを評価しやすい模様です。
■オープンイノベーションには、偏りなく複合的な取り組みが不可欠
1位のKDDI株式会社は、全てが平均以上で全項目を複合的に実施していることが伺えます。
イノベーション理論でも、複合的要素が同時に起こる方がイノベーションによる成果が大きくなると言われています。人、企業アセット、ファイナンス、コミットメントを偏りなくバランスよく実施していく覚悟と体制が、オープンイノベーションの鍵となってくるのかもしれません。
▼Morning Pitch Special Edition 2020について▼
毎年1回、「Morning Pitch Special Edition」と題し、毎週開催するMorning Pitchの特別版を開催しております。年間で最も注目される急成長ベンチャー企業に白熱したピッチを行っていただき、最優秀賞を決めるアワードイベントです。
今年のSpecial Editionは、2019年開催のMorning Pitch全44回、登壇ベンチャー217社の中から、2020年に活躍が期待されるベンチャー8社をファイナリストとしてノミネート。イベント当日のピッチにより最優秀賞とオーディエンス賞を決定いたしました。
■イベントページ http://morningpitch.com/theme/18588/
■結果速報 https://www.facebook.com/524325737602177/posts/2962392797128780/?d=n
<お問い合わせ>
Morning Pitch運営事務局
morningpitch@tohmatsu.co.jp