ダイエットの「続かない・わからない・めんどくさい」を会話の中で解決するバーチャルトレーナー「CALNA(カルナ)」
meuron株式会社は、これからの健康的な食生活を考え、先回りで提案してくれる人工知能アシスタント「CALNA(カルナ)」を運営している。
近年、企業の役職者に占める女性の割合が年々増加している。このような活躍する女性が増えるに伴い、その約70%の方が食生活の乱れを気にかけている。食生活を改善したいといえども、食事は1日に3回繰り返されるイベントであるため、毎食ごとにその食事が健康的かどうかを考えることは非常に面倒くさいものだ。
ダイエットをしているなら飲みに行くのは避けたほうが良いのが普通だが、第一線で活躍される方は、付き合いで飲みに行かなくてはならないことも多い。つまり自分のライフスタイルに合ったダイエットの実践方法を探すのが大変なのだ。このような面倒くささや、わからない気持ちが溜まると食生活の改善やダイエットは必ずと言っていいほど続かないものである。
そこで我々は、人工知能を活用した食生活改善の仕組みCALNAを提供している。
CALNAの機能は大きく分けて以下の3つだ。
①会話を通じてユーザの傾向を理解し、食生活のアドバイスをする
②コンビニや外食のメニューリコメンド「外食中心無料ダイエットプログラム」
③健康な作り置きメニューの調理サポート「あっという間の作り置きプログラム」
①CALNAには、チャット形式で食生活の相談をすることができる。具体的には「健康目的ために今日何をやったらいいか」などの相談ができる。逆にCALNA側から「脂肪吸収を抑えるための効率的な食べる順番を覚えているか」といった質問が投げかけられることもある。ユーザがこの問いに「教えて」と返答すると、CALNAは「食物繊維から食べることで脂肪吸収は抑えられる」などというアドバイスをしてくれるのだ。このように会話形式で、一人一人の状況に合わせたアドバイスをする中で会話した内容をCALNAは学習していく。
②CALNAはコンビニやファミレスなどのメニューを、700万通りの組み合わせの中から、一人一人のカロリーと栄養バランスを計算して提案してくれる。ユーザはCALNAから提案された献立の通りに食べたか食べてないかを報告をするだけで、いちいち何を食べたらいいかを毎食考える必要がなくなる。
さらにダイエットを始めると、どうしても同じものを食べがちになってしまうが、CALNAを活用すればいつも同じメニューで飽きることもなくなるのである。
③CALNAは忙しい人向けのサービスであるため、毎食の料理レシピではなく休日にまとめて作る「健康的な作り置きレシピ」の提案もしてくれる。CALNAが提案するのは一品5~20分で出来る簡単レシピで、ユーザの栄養バランスや好き嫌いなどを鑑みて一人一人に合わせたメニューをレコメンドしてくれるのだ。
作り置く料理を決めたら、必要な食材の買い物リストはCALNAが自動作成してくれるため、自分でメモなどを取る必要もない。また調理手順も提案してくれるので、調理時間も削減することができるのだ。
このようにCALNAは忙しい人の食生活改善やダイエットに特化した、人工知能アシスタントなのである。
現在リリースから半年ほどが経過したが、各種メディアやテレビに特集されたり、SNS上でCALNAが話題になることによって、広告ゼロでダウンロード数の大幅な増加を実現している。
他事業者とCALNAを活用した取り組みも行っている。例えばある食品会社と取り組んだ事例では、ある商品を食べたユーザに対して、CALNAがチャットでインタビューを行い、裏側で競合商品とのデータ比較・分析を実施した。これを通して、どういったライフスタイル傾向の消費者がどのような商品を好んで消費しているのかなどのデータを把握することができ、食品会社はそのデータを商品開発やマーケティングに活用している。
今後も様々な事業者と連携し、例えば育児健康プログラムや糖尿病予防プログラムなど、新しいプログラムの開発・提供を進めていく。
meuron株式会社 代表取締役 金澤 俊昌 氏
インターネット業界を中心としたヘッドハンターとして、アーリーステージから一部上場会社まで約200社の幹部紹介を行う。自社のスケール期におけるシステム設計、KPI管理、人材育成を担当する。 2013年よりインキュベーションプログラム”BEENOS(ビーノス)”に ジョインしTalent Specialistとして国内の有望な起業家発掘・育成に従事。 2014年10月にmeuron株式会社を設立し、代表取締役に就任。
(Wantedly金澤氏HPより引用)