オリジナルブランドのスマホメイドマーケット
数千種類のパーツを組み合わせてオリジナルブランドアクセサリーを製作「monomy」
株式会社FUN UPは「世のモノづくりにワクワクと革命を」をミッションに据え、monomy(モノミー)というサービスを提供している企業だ。monomyは、スマホから独自のデザインやブランドでアクセサリーを作ることができるCGM型のスマホメイドマーケットである。
monomyでアクセサリーを作成するのは非常に簡単で①monomyのアプリからお気に入りのパーツを複数選択し、②それらのパーツを組み合わせる。③最後に完成した作品を投稿するだけだ。製造や配送、CSなどの面倒なプロセスは全てmonomyが引き受ける。つまりユーザは楽しくアクセサリーをデザインするだけで自分オリジナルのアクセサリーを作ることができるのだ。
ユーザは作ったアクセサリーを自分で購入することもできるし、monomyを通して販売することも可能だ(アクセサリーの売上げの10%がユーザのものになる)。つまり、monomyなら誰でもデザイナーやクリエイターとなって商品を販売することができるのである。
以下はmonomyの紹介動画だ。簡単に作成できる様子を体感してみてほしい。
monomyのビジネスモデルの特徴のひとつはサプライチェーンにある。ユーザは企画とデザインだけを行い、かつスマホ時代に即したフローだけをmonomy側で請け負うことでサプライチェーンをシンプルにしているのだ。
当然ながら、商品を最も「欲しい」と思っているのはユーザだ。そのユーザが企画やデザインを担うことで商品力のあるアクセサリーを製作することができる。またサプライチェーンがシンプルになるということは、中間マージンがカットできるということだ。また、monomyは在庫を持っておらず、受注を受けた時に初めて商品を製作し出庫するため、廃棄コストがなくなる。このようにmonomyのサプライチェーンをシンプルにすることで、商品が競争力をもてるようになるのだ。
monomyは既に某百貨店と提携した実績がある。monomyが母の日向けにアプリ上でコンテストを開いて、ユーザにアクセサリーのデザインを投稿してもらうというものだ。投稿された1200のデザインから10個の商品を百貨店のバイアーが選び、百貨店で実際に販売した。
この提携はmonomyのユーザにとても好評だった。作成した商品が実際に販売されれば収益を得れるだけでなく、バイヤーやメディアに注目されることも手伝って、デザイナーとして有名になれるチャンスになるからだ。百貨店としてももちろんメリットはあって、前述したようにmonomyの商品はユーザが自ら欲しい商品をデザインするため、お客様のニーズを汲み取った商品を店頭に並べることができたのだ。
このように、monomyにはユーザが商品を作成するCGMという利点があり、これは他の企業の付加価値となることもあるはずだ。そのような企業との連携はこれからも進めていきたい。
monomyの仕組みは今後、アクセサリーだけでなく他の分野にも横展開し「世のモノづくりにワクワクと革命を」生み出していく。
株式会社FUN UP 代表取締役 山口 絵里 氏
東京文化服飾専門からアメリカ留学、21歳で単身世界一周旅を経験、今未だ無いものを世に生み出したいと経営者を志す。帰国後、バイヤーや泥臭い製造の商品開発を経験。コマース事業の立ち上げを経験し、興味から制作技術を1から学びIT業界の世界へ転身。様々なプロジェクトにWEBデザイナーからWEBサービス企画などを経験。その後Yahoo!JapanにてWEBディレクターを経て2011年9月株式会社FUN UPを設立。主に企業や広告代理店にてWEBサービス企画を外部プロデューサーとして経験を積み、リアルイベント事業なども展開。そして現在monomyという新規サービスを開発・運営中。
(Wantedly山口氏HPより引用)