「人」や「技術」を360度アングルで表示
全方位視点から閲覧できるクラウド型WEB動画を作成「SwipeVideo(スワイプビデオ)」
AMATELUS JAPAN株式会社は「人」や「技術」を360度アングルで表示できる、全方位視点(自由視座)から閲覧できるクラウド型web動画システム「SwipeVideo(スワイプビデオ)」を提供している。
被撮影者を中心として、カメラを円形に配置することで撮影できるSwipeVideoの特徴は3つある。① 複数の動画を同時に再生できる、② スワイプで動画を高速切り替えできる、③ 音声は1つだけを共有する、ということだ。
下の写真は、充実した設備で撮影している様子だが、素人でもスマホなどの簡単な機材が複数あればSwipe Videoを作成することが可能だ。
人が中央のままで視点だけが変わるため、注目させたいオブジェクトにフォーカスをあてつづけることができるのだ。ここが風景の回転する360°動画と似ていて大きく違うところである。
1つのものにフォーカスし続けられるSwipeVideoは、「人」や「技術」(Howto)注目させることに適した動画システムである。
例えばミュージックビデオの撮影で用いた場合、視聴者は様々な視点から自分の好きなアーティストの演奏を見ることが可能となるのだ。また、スポーツでも活用することができると考えている。ボクシングや大相撲の試合をSwipe Videoで配信したら、よりエキサイトなどはもちろんのこと、ある野球選手の投球フォームを真似したい、自分のフォームを確認したいなどというニーズにも応えることができる。技術講習に利用したいというニーズもあると考えている。例えば、美容師の技術講習であれば、様々な角度から上手い美容師のカットを見ることもできるし、自分のカットの様子を様々な角度から確認し、技術向上に役立てることも可能となるだろう。
さらに今後は、ユーザから出た要望であった、ズーム機能を取り入れていく予定だ。
マネタイズとしては、クラウドサーバーの従量課金の他にローカルの配信システムに対する課金がある。これは、ネットがつながりにくい展示ブースで使いたいというニーズや、クラウドにあげられない社外秘の技術を研修で使いたいというようなニーズに応えられる。さらに、自社サーバー組み込みライセンスの提供も大手企業と協力して行っている。
Swipe Videoの現状は以上のようになっている。今後も、Swipe Videoを日本発の世界に誇るイノベーションとして成長させていくつもりだ。
AMATELUS JAPAN株式会社 CTO 松田 光秀 氏(左)
平成元年生まれの現役高校生にしてAMATELUS.incのCEO。15歳から家出を繰り返し17歳で地元札幌を離れ上京する。 鳶職から始まりバイトや正規職を経験する中で学習することの意義を見出し22歳で新宿山吹高校定時制課程に入学。 学校での出会いをきっかけに23歳からWebプログラミングを独学で始める。以後、3Dコンテンツを簡単に作れるJavascriptオープンソース である「jThree」、Web上で簡単に3Dコンテンツを作成・投稿・視聴できるプラットフォームである「AMATELUS(旧名:jThird)」を生み出し、2015年8月にアメリカでAMATELUS.incを設立。現在3名の仲間と共に、2020年までに全ての3Dデータ・ 3Dコンテンツが集まる プラットフォームの構築を目指す。(松田氏掲載HPより引用)