BERTRANDは、2008年にBento&co(ベントーアンドコー)を立ち上げ、日本のお弁当箱をフランス、アメリカ、オーストラリアを中心とした世界約90か国に販売してきた。
Bento&coでは出荷管理システムを利用していなかったため、商品を輸出する際に、オーダーごとに送り状を作成する手間がかかったり、各運送業者の運賃の比較に時間がかかるなどの多くの課題を経験した。日本には中小販売事業者向けの在庫管理システムは多く存在しているものの、出荷管理システムは少なかった。
そこで、自社の課題を解決するために、出荷管理システムShip&coを作り上げた。現在では出荷業務の効率性に問題を抱えていた他のEC事業者にも、このクラウドサービスを導入して頂いている。
Ship&coはAmazonや楽天をはじめとする国内外の大手ECマーケットプレイスと連携しており、また海外配送においてFedExや日本郵便などの運送会社とも連携している。Ship&coを利用すれば、EC事業者は運営ショップのオーダーを自動的に同期でき、その受注データを使ってワンクリックで送り状・インボイスを発行できる。
現在の利用プランでは、従量課金型で1件発行するごとに20円支払うプランと、月額49,980円の月額固定料金プランの2つがある。 実際に導入している企業からは、Ship&coを導入する前3時間かかっていた業務が30分でできるようになった等の出荷業務が効率化されたという声を頂いている。
今後は海外の既存出荷管理システムなどとも連携をすすめ、Ship&coが世界中どの国でも使える出荷管理システムにしていく予定である。日本国内のEC事業者により多く利用してもらう事を目指している。