4Kの高画質と臨場感のあるサウンドでまるでそこにいるような気分を演出
壁やデスクに置くだけで世界の風景が広がるデジタル窓「Atmoph Window」
アトモフ株式会社は、スマホから自分の部屋の景色を色々変えられる窓「Atmoph(アトモフ)Window」を開発している。
机に向かって仕事ばかりしていて気持ちが疲れたり、閉塞感のある部屋で息苦しくても、自分の好きな景色を見てリフレッシュできるように、との意図で製作した。Atmoph Windowで配信する景色は全て動画であり、約400種類の景色がひとつ約600円ほどから購入できるようになっている。本体価格は約7万円だ(編注:金額はピッチ時点での情報であり変更の可能性があります)。
インターネット上にある既存の動画では画質がやや落ちること、窓から見ていることを想定した動画が少ないという理由から、Atmoph Windowでは独自で4Kの映像を撮影している。現在はAtmoph Window上に動画を取り込んでいるが、いずれはストリーミング配信もできるように検討している。
アトモフのビジネスモデルは、ハードウェア代に加え購入景色ごとに課金していくスタイルだが、個人顧客以外にも法人顧客が増加してきたため、月額制も検討している。特に、旅行業や不動産業からの提携依頼が多く、ホテルではAtmoph Windowの導入はもちろんのこと、自分のホテルの一室からの景色を個人顧客に配信してほしいとの依頼もある。
個人顧客以外の提携が増えてくると、窓よりも大きな規模での動画配信ができるようになると考えている。現在、テレビよりも大きな画面(薄型で壁一面を覆う大きさのものなど)の市場が拡大してきている。Atmoph Windowの動画は、壮大な世界観を実現可能にする大きなハードウェアと相性が良いと考えており、こういった新市場のユーザにいち早くサービスを提供していきたい。