社会問題からカルチャー、エンタメまで世界中のニュースをウェブやテレビで配信
ジャーナリズムとパンクカルチャーが融合した異色メディア「VICE」
VICE MEDIA JAPAN株式会社は社会問題からカルチャー、エンタメまで、世界中のニュースをウェブやテレビで配信し、ジャーナリズムとパンクカルチャーが融合した異色メディア「VICE(ヴァイス)」を運営している。アメリカブルックリンで拡大したVICEは、世界で最も早く成長する若者向けメディアと称され、オンラインメディアに留まらずテレビやエージェンシー事業も展開。VICEは世界30ヶ所以上にオフィスを構えており、メディアの月間UV(Unique Visitor)数はグローバルで1億以上に登っている。
VICEではNews等のジャーナリズム系から、Music、Fashionなどのポップカルチャーまで、10以上のメディアを立ち上げ運営している。最近ではGameやHealthなどのチャンネルを立ち上げており、今後はLGBTQなど特定の分野に特化したメディア展開も視野に入れている。現在はSNS系のプラットフォーマーと連携してコンテンツを拡大している。日本国内独自の取り組みとしては、YoutubeやAbemaTVと連携して、VICEチャンネルの運営を行っている。
テレビ事業では、アメリカのHBOというチャンネルでNews関連のドキュメンタリーを毎週放映しており、そこに加えて2016年9月よりDaily Newsも放映中。エンターテイメント領域ではディズニーとVICELANDというジョイントベンチャーを設立してVICEのコンテンツを放映している。
そして最後に、VICEはインハウスのエージェンシー機能も備えており、アメリカではコカコーラのマーケティング戦略立案等を行っており、VICE事業の大きな一つの柱となっている。VICEの提供するコンテンツはエミー賞も受賞しており、他のメディアでは見られないような刺激的なコンテンツが、多くの若者の心に刺さっている。
VICEにはクールかつオリジナリティーのあるコンテンツを作り続けるという文化がある。その結果、マーケティングよりもとにかく良質なコンテンツを制作することに注力している。最近ではグローバルにおける拡大とともに、より公益性を持つコンテンツ作りに注力している。