ちょっとだけ未来についての判断材料を提供するビッグデータカンパニー
不正ログイン対策サービス「O-motion」
かっこ株式会社はちょっとだけ未来についての判断材料を提供することをバリューとしている。企業はビッグデータを活用したいというニーズがあるものの、面倒なデータ加工や解析はしたくないというのが本音だ。そこで、かっこでは、各企業のビッグデータを収集・解析し、各企業が次のアクションを起こせるような取り組みをしている。具体的には以下の3つのサービスだ。
① まず1つ目はEC事業者や通販事業者向けの、不正注文の検知サービス「O-PLUX(オープラックス)」である。現在、O-PLUXはECサイトをはじめ7000を超えるサービスに導入されており、不正な取引の約90%を検知できるという非常に高い精度を誇っている。この高い検知精度は、統計解析の技術を応用して不正をモデル化したり、利用企業間の不正データをあらかじめ共有すること、またアナリストやモニタリングの専門チームがクライアントのデータを監視することによって実現している。低価格でありながらリアルタイムで審査ができるということも強みである。また、JavaScriptの埋め込みやAPI、CSVファイルのアップロードなど多様な接続が可能であり使いやすいサービスになっている。
② 2つ目のサービスは、金融機関のインターネットバンキングなどの不正ログイン防止策として提案している「O-motion(オーモーション)」である。これはIDやパスワード等が盗まれた後に、マウスやキーボードの操作情報から異常値を検知し、本人によるログインかどうかを確かめるサービスである。IDやパスワードを守るサービスは多くあるが、盗まれた後のケアをしてくれるサービスは希少である。
③ 3つ目は、お客様のニーズに合わせて、スクラッチで分析からツール化までを一気通貫して担っている統計解析事業である。例えば、コールセンターの需要予測から人権費削減を実現した事例が挙げられる。従業員の稼働状況の分析データと一般的なオープンデータを組み合わせることで、シフト調整をするような感覚で人件費削減に結びつけることができた。また、統計解析技術を活かし、金融機関と共同で、トランザクションレンディングのモデルを構築するコンソーシアムに参画した実績がある。