投資家/金融機関へのUI/UXを刷新し「金融」コミュニケーションを最適化
金融サービスの「読む・書く・話す」を自動化・高度化する金融プラットフォーマー
ロボット投信株式会社は「金融」コミュニケーションを最適化し、金融サービスの「読む・書く・話す」を自動化・高度化することを目指している企業である。現在は投資信託に関連する業務に注力している。
投資信託における課題は2つあると考えている。1つ目は実際にプロダクトを作っている人間と証券・銀行が離れているため、一番商品に詳しいはずの人間が直接お客様に投資信託の詳細を説明することができないということである。2つ目は投資信託の商品の値段推移の原因が簡単にはわからないという点である。日本株単体のファンドであれば価格変化の要因を分析することができるが、株や債券、コモディティなどの複数の商品が入り混じっている場合は、原資産の値段の変化、為替、配当を瞬時に計算することは非常に難しい。
そこで、ロボット投信は以下のサービスを提供している。 ①国際通貨基金や世界銀行・各国の中央銀行から金融データを取得し、証券会社等の顧客データと紐づけ、個人ごとに必要な情報を提供している ②そのデータを電話・フェイスブックメッセンジャー・プッシュ通知等で知らせる。将来的には、お客様のポートフォリオと各インデックスのリスクリターンを算出し、最適解を見つけ出すことができるといったことも検討していきたい。
また、銀行や証券会社に置く情報端末として物理的なロボットの導入も検討している。ロボットを銀行などのカウンターに設置すると、通貨に関する質問にリアルタイムで回答してくれたり、お客様の電話番号をキーにして現状のリスクリターンのデータ等を表示することもできる。ロボットを活用することで前線のコミュニケーションの質を上げると同時に、既存事業の投資信託のデータをわかりやすく提供するサービスを組み合わせることで、投信信託の業務を改善する取り組みを行っている。