個人の投資で企業や事業を支援
不動産特化型ソーシャルレンディング「Lucky Bank」
ラッキーバンク・インベストメント株式会社は、個人の投資で企業や事業を支援する不動産特化型ソーシャルレンディング「Lucky Bank」を運営している。ソーシャルレンディングとは「お金を借りたい事業者」と「投資をしたい個人・事業者」をインターネット上で結びつけるサービス。その中でもLucky Bankは、不動産特化型として「全案件、不動産担保付き」ローンファンドをご提供している。投資の申し込みに対し、案件内容と担保物件を厳しく審査し、案件情報に基づいた募集を開始する。ファンド目標金額に達すると投資成立となり、企業は貸付けを受け、ユーザは利率に基づいた配当金を手にすることができるという仕組みだ。Lucky Bankは3000名以上のユーザが登録しており、直近では300名以上のペースで新規登録が拡大している。
特徴としては貸倒れが発生した際には、担保としている不動産を売却し回収することができるので、ユーザとファンドの保全性を第一に優先していることが挙げられる。また、6%~10%という年間利回りにも関わらず、口座申込・維持手数料は不要で、最低投資金額は1万円~ということもあり、インターネットで手軽に投資・運用を始めることができる。このような利率で貸付けができる理由としては、借入事業者側はブリッジファイナンスや不動産の短期売却など、一般的な金融機関が目を向けない案件を積極的に取り扱いっているからである。
今後は不動産事業者向けのレンディングプラットフォームの構築を目指し事業を拡大していく予定だ。具体的には、子会社であるLBIリアルティが設立間もない不動産事業者向けに不動産取引を行うことで、トラックレコードを蓄積していく。そうすることで、決算書やキャッシュフローだけではなく取引実績をベースに、ラッキーバンク・インベストメント株式会社が、融資を実行することができるので、不動産業界におけるクレジットスコアリングモデルを確立することができると考えている。