コードを埋め込むだけで使用可能なブロックチェーンを提供
条件に基づきユーザに仮想通貨を配るサービス「OOIRI」
ZEROBILLBANKは、ユーザーの「行動」をブロックチェーン上の「デジタルアセット」に変えて、複数企業間で 改ざんリスクを抑え、匿名性を高くして、当該デジタルアセットを共有・交換できる仕組みの構築を目指している。
ブロックチェーンは分散型のデータベースで、デジタルアセットを特定の管理者なく管理できるということからも、注目が高まっている技術である。例えばテレマティクスと呼ばれる自動車の走行データを保険会社と結び付け、安全運転を継続しているユーザーにリワードを付与、付帯サービスで差別化を図っていくような取り組みなど、生活の中で収集できる行動データを複数の企業で共有できるエコシステムを作ることで、今まで実現できなかった新しい顧客体験を提供できる世界があるのだ。
その先駆けとして提供しているサービスが、「OOIRI(オオイリ)」だ。事前に設定した付与条件に基づきユーザーに企業コインを配布する仕組みであり、例えば社員の出退勤や、任意の行動をした社員に対してOOIRIを自動で付与するなど、働き方改革を推進する新しい取り組みとして注目されている。
ZEROBILLBANKのサービスでは、複数企業が関連するデータでも安全に取引できることが特徴だ。コネクテッドカーやスマートホームなど刻々と変化する市場の中では、企業が単体でCRM(Customer Relationship Management)やマーケティングを行っても効果は限定的であり、そのため、デジタルアセットを共有できるプラットフォームがあると新たな価値を生み出していけると考えている。ZEROBILLBANKは、人やモノが様々な側面でインタラクティブに交流できるエコシステム基盤を提供するスタートアップとして成長を続ける。