最高の車を最高の状態、最適な価格で売買できる
車の個人間売買サービス「Ancar」
株式会社Ancarは中古車を売りたい人と買いたい人が直接繋がれるマーケットプレイス「Ancar」を運営している。消費者間の中古車売買における1番の課題は、車の状態や性能が分かりづらいということだ。Ancarは全国の整備工場をつなげた強固なネットワークを保有しており、出品前に全車の点検を行い、詳細なデータを開示することができるため、ユーザーが安心して取引をできる仕組みを作り上げている。現在では、整備工場は1都3県をほとんどカバーしており、幅広い地域に対応することができている。
Ancarの中古車の審査は厳正に行われており、フレーム部分に損傷や修復した形跡があるものは事務局側で完全に排除し、それ以外な軽度の損傷がある場合は出品前に整備工場で修理し出品するという対応を行っている。CtoC取引のマーケットプレイスが多く存在する中で、整備士の査定による質の担保というのは大きな差別化要因になっている。
実家の整備工場を見ていて感じたのは、命を守る整備士の社会地位が低いのでは無いかという点で、それがAncarを生み出すきっかけとなった。それに加えて情報の非対称性が多く、ブラックボックス化している自動車産業を変革したいという想いもある。特に中古車の流通構造にはムダが多く、複数の中間者が介在しているため、手数料が増大し中間マージンが積み上がってしまうという課題がある。中古車の90%が未整備・未点検で流通しているというのも中古車取引の現実である。これら山積みの課題を解決し、ユーザーに適正価格で良質な中古車を届けることを目指し、中古車取引のプラットフォームとしてのAncarを立ち上げた。