宇宙建築技術を確立・標準化し、ロボットシステムとして宇宙構造体メーカー及び宇宙事業者に提供することを目指し、宇宙空間での溶接・組み立てロボットシステムの開発を行う。宇宙構造体の作り方を、既存の完成体を地上で作り打ち上げるというプロセスから、建材打ち上げて宇宙空間で組み立てるというプロセスへと変えていく。これにより、ロケットのフェアリングサイズや、打ち上げ時の振動や加速度に制限されず、圧倒的な低コストで、現在は実現不可能な付加価値の高い大型構造体の建築を可能にする。
登壇者
株式会社Space Quarters 代表取締役CEO 大西 正悟 氏
“夢があるモノを創る”を信条とする、経営者兼エンジニア。
幼い頃より宇宙に憧れ、二十歳で夢を追うことを決意。航空工学を学ぶため大学を中退し、東北大へ入学する。
東北大では学友と団体を立ち上げハイブリッドロケットを手作りし、宇宙を目指す。真に夢のあるモノを創るには、複数分野に跨る知識が必要だと考え、ガスタービン、パーソナルモビリティと複数分野の開発に携わり、各々で世界に誇る実績で残している。2021年に宇宙構造体のサイズ限界という課題と出会い、この課題の解決こそ自らの使命だと直感しSpace Quartersを創業。
略歴: 東北大学・大学院→IHI→WHILL→Space Quarters
開発実績[抜粋]
IHI:2MWアンモニア/天然ガス混焼ガスタービン →世界初の発電実証に成功
WHILL: modelC2、modelF →CES2022、IF design award等受賞