モーニングピッチ

登壇ベンチャー

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排泄予知ウェアラブルデバイス「DFree」

トリプル・ダブリュー・ジャパンは、排泄のタイミングをスマートデバイス等にお知らせする、世界初のIoTデバイス「Dfree(ディーフリー)」を開発している。 特に介護分野での活用が期待されており、介護施設での実証実験を経て、 2017年からの量産・販売を予定。既に30ヵ国以上からの問い合わせがあり、世界中の人々が健康で尊厳ある日々を送れる社会を実現するため、一気にグローバル展開を狙う。

 

 

ピッチ概略

以下は当日のMorning Pitchのピッチ概略です。ただし、運営事務局が一部編集しております。

おむつから人々を解放する排泄予知ウェアラブル「DFree」

トリプル・ダブリュー・ジャパン株式会社の排泄予知ウェアラブル「DFree」は「Diaper Free」、つまり、おむつから人々を解放したいという想いのもと開発された。DFreeのセンサー部分を下腹部に装着し超音波で、膀胱や大腸の変化を捉える。得られたデータはクラウド上にて分析され、「あと何分でトイレに行ってください」「おむつを取り替えてください」などのアラートをスマートデバイスに送ることができる。

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DFreeの仕組み

 

現在、介護施設の約1/4の費用が排泄ケアに関するものとなっているが、国内外での1年にわたる実証実験の結果、DFreeの導入によって、被介護者1人あたり30%の業務が削減されるなどの事例を確認している。2015年2月のプロダクト構想発表以降、介護分野を中心に世界30ヵ国以上からDFreeに関する問い合わせが来ている。

 

 

介護事業者と国と被介護者を笑顔にする

DFree導入は、主に3つの効果をもたらす。
1.介護事業者の収益向上
2.社会保障費の抑制
3.人間の尊厳維持
介護者に大きな負担となっている排泄ケア業務は、DFreeによって効率化されるだけではなく、介護者が働きやすい環境が整備されることにつながる。それは介護事業者の人材採用力を強化し、介護業界の問題である高い離職率を下げることができるからだ。また、DFreeを施設に導入していること自体がブランド化することも見込まれており、入居希望者の増加につながる。そして最終的に「介護事業者の収益向上」をもたらす。

DFreeを装着することで一部の要介護者は在宅復帰や自立排泄が可能となり、介護費用が減少する。そして被介護者の要介護度が下がれば「社会保障費の抑制」も進む。

また、DFreeは「人間の尊厳維持」にも貢献する。排泄ケアは、介護者にとって大きな負担であると同時に、ケアされる側の尊厳を傷つけることがある。しかし、DFreeの実証実験は、被介護者のQOL(Quality Of Life: 生活の質)が向上し、笑顔が増えたというフィードバックを多くの介護施設からいただいている。

 

 

排泄ケアを作業からサービスへ

2017年はDFreeの量産・販売を開始し、国内外の介護施設にサービスを展開していく年にする。その後、介護施設から在宅・訪問介護へとサービスを拡大し、長期的には一般ユーザーを対象にビジネス展開をしていく。そして2020年までに、DFreeを中心とした排泄リズムに関するトータルソリューションを全世界1,000万人へ提供していきたい。

DFreeには既に世界30カ国から問い合わせが

DFreeには既に世界30カ国から問い合わせが

 

我々は、DFreeの導入により排泄ケアを「作業」から「サービス」へと進化させる。介護先進国かつものづくり大国日本を世界に向けて発信していきたい。

 

 

会社概要

代表者
中西 敦士
住 所
渋谷区桜丘町 2-9 第一カスヤビル5F-C
資本金
3億4,874万円(資本準備⾦含む)
設立日
2015年2月18日
登壇日
2016年12月14日
URL
http://dfree.biz/
テーマ
,
事業提携ニーズ