毎日使っている鉄道をもっと楽しく
位置情報を活用した鉄道スタンプラリーと鉄道写真投稿のSNS「駅コレ」

ピッチ概略

電波の社は「毎日使っている鉄道をもっと楽しく」をコンセプトに、駅コレを運営している。駅コレは大きく分類すると①「全駅制覇駅コレクション（駅コレ）」という、全国の駅をスタンプラリーのような感覚で集める位置情報ゲームと②鉄道ファン向け写真投稿SNSサービス「駅コレ」に分けられる。

①のゲームは、ユーザは各駅・周辺施設にGPSを利用してチェックインするゲームで、ブラウザを用いてプレーするお手軽感からも、ユーザーは一般の通勤通学ユーザーや位置情報ゲームが好きな層が多い。ユーザーのリピート率を高める仕組みとして、山手線を2周3周すると追加の称号を与える等、継続的なログインを促している。

②の写真投稿SNSは鉄道に特化した写真を投稿するプラットフォームである。現在は、主に鉄道マニアと呼ばれるコアな層がユーザーの大半を占め、マニアックな鉄道写真を見つけることができるSNSになっている。他のSNSサービスとの1番の大きな違いはタグ付け機能にある。駅コレではデフォルトでマニアックなタグが用意されているので、わざわざ自分でタグを入力する必要がない。また、見たい写真があるときはタグを検索すればすぐに見つける事が出来るため、マニアにとっては鉄道写真の検索エンジンのような役割も果たしている。

ある調査によると鉄道ファンは100万～200万人いると推定されている。駅コレを通じて一般的な通勤通学ユーザーとコアな鉄道マニアを循環させる事で、コアな鉄道マニアが持つ豊富な情報を広く伝えていきたい。また、通勤通学を少しでも楽しくするというミッションを実現するために、いつも通過している駅の知られざる楽しいポイントを発信したり、twitterと紐付けて駅周辺で起こっているリアルタイムな情報を発信することも行っている。

現在、会員数はゲームとSNSを合わせて3万人ほどであり、ゲームのキャンペーンなどでローカル鉄道の認知度向上にも貢献している。今後は、ゲームとSNSを統合することで、更にユーザーの鉄道体験を面白くしていきたい。